COLUMN

リュードヴァン

北陸新幹線上田駅から車で20分強。長野県東御市にある一本の「通り」に来た。今回訪れたワイナリー、Rue de Vin(リュードヴァン:ワイン通り)だ。県内初のワイン特区として認定を受けた東御市の、ワイン特区第1号ワイナリーでもある。

▲ 青がテーマカラーのリュードヴァン。ワイナリーの前にある青いルノーがワイナリーの目印にもなっている。

2006年にこの地でブドウ作りを始めたのが、今回取材させて頂いた代表取締役の小山さん。東御市は、今でこそ沢山の個性豊かなワイナリーが集まるエリアだが、小山さんが移住した際は、ワイナリーが1社存在するのみ。その中でポテンシャルを見出した小山さんには、叶えたい夢とそれを実現するためのビジネスプランがあった。

事業としてのワイン造り

僕のワイン造りは趣味ではなく、事業です。事業だから利益を出して、持続可能な形で経営しているのです。

強い信念と自信を感じさせる言葉だ。
趣味がダメだと言っている訳ではない。ご自身も車やバイクといった乗り物が大好きで、輸入工具を購入するなどお金を費やして楽しんでいるそうだ。けれども、ワイン造りは趣味と一線を画して向き合っている。